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Insight of my life

ITベンチャーにつとめる人のInsghtを残すブログです

エンジニアのキャリアの未来は暗い???


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最近、会社を変えたこともあり、ここ2〜3ヶ月ほどは、今後の見通しと、その中での自分のキャリアも考えてきた。
 
忘れはしないけど、その時に何を考えていたのかを振り返ることにもなるので、その纏めを書き留めておきたいと思う。

■ 私のキャリアは…?

私のキャリアを簡単に説明しておくと、20年前ぐらいにSIerにてキャリアをスタートして、プログラマをやり、その後プロジェクトマネージャとしてのキャリアを長く努め、現在はベンチャー企業にてプロダクトマネージャをしている。
 
一貫してプロダクトサイドを担当していたため、自ら作るか、もしくはエンジニアと共同で作業を進めてきている。
 
最初はITゼネコンの中堅どころにいたので、その構造を身をもって味わってきたし、
その後のネット業界の隆盛の中にも身をおいていたので、開発者、とくにエンジニアのプレゼンスが向上とその歴史は肌感覚でわかっているつもり。

■ さて、歴史を振り返ってみる

20年ぐらい前からとなるが、今までの流れを振り返ってみたい。
 
私が社会人になったことは、まだまだSIer中心の状況であった。エンジニアといえば、俗に言う業務委託での常駐、または請負での一括開発というのが主流だったと思う。
発注サイドではエンジニアは不在で、いたとしても開発者というよりはシステム担当窓口をしている人に過ぎなかった。おそらくだが、システム部門は左遷先の部署という会社も多くあったと思う。
ITゼネコンってなに?と思われる方はこちらを参照。
 
当時のキャリアパスってのは、PG→SE→PMになること。実装は下請けに出すので、より上位、より取りまとめをする役割が花形であった。
私もご多分に漏れず、そのキャリアを目指していた。やれと言われた事もあったが、それが間違いとか、おかしいとかは感じてもいなかったのも事実である。
作っている人はだめ、まだ実装してるの?という雰囲気があった。
開発会社なのに、そもそもアルゴリズムができない、タイピングがものすごい遅いとか、全て人差し指で入力する人とかもいたな…
 
その潮目が変わってきたのが、ネット業界の台頭。
 
そもそも2000年頃から始まってもいたが、目に見えるほど盛り上がってきたのは、blogが流行りはじめて、livedoorサイバーエージェントが出てきた頃だろう。藤田さん、堀江さんがメディアに出てきた頃になる。
 
その頃から潮目が変わってきて、指示できると言うよりも、今ここで作れる人が求められ始めてくる。しっかり作ると言うより、早く世にだすことが重要なので、見積もって、発注するでは追い付かないんです。
 
とはいえ、この辺りもまだ業界全体が変わるって感じではなかった。
が、その後のmixiの台頭、DeNAgreeのゲームの爆発的な普及となり、ネット企業のエンジニア需要が一気に上がり、なり手の枯渇 → プレゼンスの向上となった次第。
それも一気に。需給が逼迫したので、ほとんど、青田買い状態。
 
振り返ってみると、私が社会人になったときより、エンジニアの地位は格段に上がってきたと思う。こんな状況、想像もしてなかった。
知ってたら、若い頃からバリバリと実装してたのにね。まあ、そんなことを言っている人は、そもそも無理だと思うけど。

■ これからを予想してみる

さて、じゃあ、これからはどうなるのか?を考えてみたい。
 
業界、ニーズは今後も成長、まだまだ伸びる。Iot、AI,Saasなど、まだまだ作ることへのニーズは強く、伸びていくだろう。
ただ、私は、エンジニア個人の地位、プレゼンスは下がってくると予想している。
 
以下、考えをまとめていく。
○ 長続きするものではない
そもそも花形は時代とともに変わってくるものである。永遠につづくものではない。
 
単純な比較はできないが、たとえば戦後の日本は「鉄」が中心になると言われ、鉄鋼、製鉄へ、「石油」が中心に、その後は電気、半導体だとなり、その産業のニーズが広がっていき、そこへの人材が集まってきた。そこで盛り上がりを見せて、シュリンクをしてきている。もちろん、現在もニーズはあるが、当時の状況から減退しているのは事実だろう。そもそも、製造拠点を海外に移転している状況になっている。
 
栄枯盛衰。それは、どこでも、どんなことにも必ず起こるものである。 
○ フラット化 → なり手の爆発的な増加
コミュニケーション手法の発展は止まるところを知らない。10年前には想像ができないレベルに達していると思う。ネットがあれば、今すぐに、アジア、欧州、アメリカの各国の人と話ができるのである。そのやり方は、まだまだ発展途上にあると言ってもいいだろう。
 
それに加え、言語の問題も解決が見えてきている状況とも言えよう。そもそも
今の若い子は英語を話せる。おっさんの世代とは比較にならない状況にある。
海外に行きやすくなってることもあるし、訪日してくる人も増えているし、やはり英語に触れる機会が増えているからだろう。
それに加え、早々にほんやくコンニャクができてもおかしくはない、という状況になっていると思う。大量の言語をディープラーニングで、なんとかなるじゃないかな?と思ってしまうのは私だけではない。
 
この距離、言語の問題を解決されると、場所の意味が薄れていく。つまり、隣に座っている、オフィスに居る必要性が薄れる。要は、オフィスに、隣に座っている必要は薄れていくことになる。
 
となると、競争相手が日本人だけでなく世界へとなり、世界中のエンジニアと勝負することになる。どこにいても同じ、つまり、世界はフラットになるんです。
 
現在の新興国、たとえばベトナムとかは国策としてITエンジニアの育成をしている。給与も高いため、みんなが目指している状況にある。その人達が成長して、人材に厚みが出てきたら…、という状況とみていいだろう。
そうなったと仮定すると、作り手の供給が爆発的に増え、今の需給バランスは崩れることになる。買い手市場への移行が始まるとみている。需給が逼迫しないのであれば、スキルと給与、それの見極めがシビアになるだろう。
○ プロ化していく 
最終的にはプロ化していくことになると予測している。
 
そもそもの需要は伸び、求められることは高度になっていく。それをこなせる人が求められてくる。それができる人は高給にとなっていくはず。
 
給与上がるのであればいいじゃないか、と思うかもしれないが、高給であることはその対価として結果が求められることになる。自ずと結果が残せないのであれば出ていってください、ということになる。
要は、プロ野球、サッカー、などと同じ状況になるだろう。 年俸が数億になっている人が出てくるだろう。 
 
逆に、平凡な人、プロになれない人っていうのは低い給与になっていく。成功を目指してなり手が増えふえ、なれれば成功への道だが、それは茨の道とも言える。
 
批判的になっているが、それはそれで凄いことでもある。夢もあるしことだが、その影響は大きく、不安定な職業となっていくと考えている。

■ まとめ

伸びていくが、職業としての不安定さがましていくだろう。というのが私の予測。

それが、いいことなのか、悪いことなのかは分からない。人それぞれの考えがあるので。

私の考えとしては、今の状況は長続きするものではない、これをベースに将来を考えると大きな誤算を生むことになる。

そんなこともあり、現職では、プロダクトマネージャであり、開発はニアショア、オフショア含め、遠隔でやる環境で働くことを選択した。

自分の考えが合っているかどうか、10年後ぐらいに確認してみたい。