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イシューから始めるのが大事 / イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」を読んでみた


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Web、友人とで繰り返し良い評判を聞いたので、その勢いで買ってみた。
外資コンサル会社出身の方が書いた問題解決の本ですね。
 
分量はさほど多くなく、苦労なく1日で読める本です。
実物の本の場合は「厚さ」あるので何となくイメージ出来るんですが、Kindleだとピンとこないですよね。
ページ数も文字の大きさで違いますし。その把握が難しい時代になりましたな。
 
さて、実際の中身ですが、一言で言うと、課題解決に向けてのアプローチと、その実践をまとめた本です。
明日から…できるみたいな俗にいうノウハウ本でもあり、かつ、その根底にある心構えや、本質の捉え方など、実際にコンサルタントとして取り組んだ内容が詰め込まれています。
 
目次はこんな感じです。
 
はじめに 優れた知的生産に共通すること
■序章 この本の考え方―脱「犬の道」
■第1章 イシュードリブン―「解く」前に「見極める」
■第2章 仮説ドリブン(1)―イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる
■第3章 仮説ドリブン(2)―ストーリーを絵コンテにする 
■第4章 アウトプットドリブン―実際の分析を進める
■第5章 メッセージドリブン―「伝えるもの」をまとめる
おわりに 「毎日の小さな成功」からはじめよう
引用:Amazon
 
筆者の伝えたいこととは、最初にやることは、
 
「イシュー、解くべき課題は何であるのか、その目的は何になるのかを特定することが一番大事」
 
になります。これが本書の主張ですね。
 
生産性が高いと言われる人たちは、まず最初にイシューを決め、それに対してのアウトプットを出しています。
 
だからこそ、必要なものが見えてくる。
 
いま、自分がやっていることが正しいのか、そもそも終わっているのか、を判断ができる。
 
それを決めずに、闇雲に調査だの、データを見るだのではない。
 
解くべきものは何であるのかを決めることが大事、となる。
 
また、MECE、3C、フレームワークなどについては、あまり書かれていません。
 
使い方というよりも、思考、作業の流れをメインに取り扱ってます。
 
その辺りを知りたい方は、別の本にした方良いですね。
と言っても、本書のような考えを身につけてからでも遅くないので、まずは本書を読んでから、でも遅くないです。
 
色んな本を読んだオッサンからいうと、他のコンサル出資の方が書いた本と変わらない印象です。
本書でいいたいこと、趣旨と言えば良いでしょうか、その辺りに大差なく、他の本と同じ内容です。
 
仮説思考とか、言い回し、流れは違えど、趣旨は変わらないと思います。

 
ただ、本書の方が読みやすい!
 
世の中には、いかに曖昧な状況で、中途半端なアウトプットを出しているのか?
そんな中、コンサルタントは、どのようにアプローチしているのか、その優れているポイントを簡潔に表現しています。
 
分かりやすい、というより理解しやすいと言った方がいいかも。腹落ち感がある。それは随所に感じました。
 
私も今日から、イシューファーストです。